自律神経失調症という深刻な人体の神経系の失調

"自律神経失調症とは、人体の神経系のひとつである自律神経系が機能不全を引き起こしてしまう状態のことを言います。自律神経系とは、人体の生命維持機能そのものを担っている器官をコントロールするための神経系であるために 人間の意思によっては左右されないようになっていて、脳の生命維持機能そのものによって司られている神経系のことです。このために、この自律神経系というものは、中枢神経系と並んで、人体の神経系の中でも最も重要なものと位置付けられるものなのですが、この自律神経系が機能障害を起してしまって、まともに機能しなくなってしまう失調状態となってしまうのが、自律神経失調症というものなのです。従って、これは極めて深刻な事態を引き起こしてしまうものであり、 場合によっては、命に関わることにもなりかねないものなのです。極度に心身を酷使して疲労の極に達してしまうような状態となった場合などに、この自律神経失調症に陥ってしまう場合があるようで、こうなってしまうと、医師による治療を受けなければ、その機能回復は難しいものとなってしまいます。人体の神経系の疾患の中でも、中枢神経系の疾患と並んで、この自律神経系の疾患である自律神経失調症はかなり深刻度の高いもので、即急に手を打たなければ、場合によっては命に関わることになってしまうこともあるわけなのです。その意味では、同じく人体の神経系である抹消神経系の障害である場合には、手や足の指先の機能障害が引き起こされることになってしまって、そうした部位の運動機能が上手く働かなくなるために、日々の生活や仕事に支障を来たすことになることにはなっても、とりあえずは生命に関わることにはならないので、同じ神経系の障害ではあっても、それだけ深刻度は低いものということができます。それでも、日々の生活や仕事に支障を来たすような事態は放ってはおけないので、やはり、同じように医師の治療を受けることにはなるのですが。"

体の神経と自律神経失調症について

"自律神経失調症という言葉をよく耳にしますが、その定義を理解している人はそう多くはありません。そもそも自律神経失調症とはどういった病気なのでしょうか。 人間の体の神経は中枢神経と末梢神経の大きく二つに分けられます。中枢神経とは私たちの体の神経のおおもととも言える脳と、その脳につながって背骨の中を通っている脊髄、この二つのことです。 そして、その中枢神経から全身に伸びた神経を末梢神経といい、体性神経と自律神経の二つに分かれます。体性神経は感覚神経と運動神経に分けられ、自分の意志でコントロールできる体の神経です。一方、自律神経は体温の調節、呼吸、血液循環などを自動的に行い、自分の意志ではコントロールできない体の神経です。自律神経は、相反する作用を持つ交感神経と副交感神経に分かれ、互いが作用し合いながら、うまくバランスをとっているのです。いわば、自律神経は私たちの生命維持に欠かせない体の神経なのです。 このように、生命維持に欠かせない自律神経のバランスが常に保たれていれば問題はありませんが、ストレスや不規則な生活などが原因でそのバランスが乱れると、身体に様々な不調があらわれることがあります。この状態を自律神経失調症といいます。その症状は多岐にわたり、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸、体のだるさなどの身体的症状から、イライラや不安感、集中力や記憶力の低下など精神的症状まで様々です。また、そういった症状が複合的にあらわれることが多く、一つが治ってもまた違った症状があらわれるという特徴があります。 その原因の多くはストレスと考えられています。許容量を超えたストレスによって自律神経が乱され、様々な不調が生じてしまうのです。 実は、この自律神経失調症という括りは、日本独自のものなのです。日本で言う自律神経失調症は、欧米では頭痛、動悸、倦怠感などの身体症状で検査をしても、これといった異常の見つからない症状といった意味で不定愁訴とされているようです。"